「あなたは今、幸せな人生を送っていますか?」
この問いかけに、素直に「はい」と答えられなかった、わたし。
アフターコロナで、街に活気が戻り、4年ぶりの花火大会は過去最大の観客で大盛況で、日常を取り戻した今日この頃。
コロナの真っ只中に、子供が大病にかかり、1年近くの入院生活に。コロナで面会制限のかかり、子供本人はもとより、夫婦は疲れ果て、関係性は悪化。
会社員としても、役職定年が目の前に迫ってきて、収入減少をどうカバーするか、不安な日々。
そんなときに、巡り合った本。
著者は精神科医でベストセラー作家の樺沢紫苑さん。
樺沢先生の新刊「これからの生き方図鑑」に、ヒントをもらうことにしました。
このさまざまなテーマが書かれており、樺沢ノウハウの集大成といえる、ボリュームたっぷりの本でした。
全5章の中から、各章から1つずつ、わたしが特に気になったところを紹介します。
第1章 これからの「もっと幸せになる」生き方
08 これからは、パートナーとのつながりを強くする
気づき)
既婚者のほうが未婚者より幸福を実感している。それは「愛・つながり」の脳内物質のオキシトシンが分泌されるから。わたしの場合は、夫婦関係は良くないですが、子供が可愛いので、恩恵は受けているなと。
あと、親切や感謝をする人もされた人も、オキシトシンに加え、「幸福物質」のエンドルフィンが分泌するので、やった方がよいと思いました。
Todo)
まずはパートナーに1日1回「ありがとう」を伝えます。面と向かって言うのはちょっとハードルが高いので、ショートメッセージから、始めてみます。
第2章 これからの「自分をもっと成長させる」習慣
16 これからは「気が利く人」になる
気づき)
今まで「お節介にならないように」という思い(?)、言い訳(?)で、人に任せる・委ねるスタンスで過ごしてきました。妻からも周囲からも、どちらか言うと「気が利かないタイプ」だったと思います。最近あることをきっかけに、目的・メリットを考えるようなり、少しましになった気がしてます。インプット仕事、アウトプット仕事の話と繋がりました。
ToDo)
仕事・頼まれごと・普段やっていること・やりたいことの「自分にとっての目的/メリット」を考えて取り組みます。
第3章 これからの「自分も人も伸ばす」働き方
26 これからは、雑談を大事にする
気づき)
コロナ以前は、同僚も普通に出勤していたので、ちょっとした合間やランチで、雑談するのが当たり前でした。相談もしやすかったです。アフターコロナの今でも、在宅勤務、オンライン会議が継続され、顔と名前が一致しない同僚も多々います。一方、たまに仲良かった同僚と、社員食堂で久々に顔をあわせて、会話すると、面白い情報が聞けて楽しかったりします。
ToDo)
今もオンライン会議が中心ですが、意図的に近況など自己開示して、雑談の時間も数分とってコミュニケーションとります。
第4章 これからの「メンタルを安定させる」習慣
30 これからは、悩みを一瞬で解消する
気づき)
仕事は業務遂行の都合上、悩みや課題は、上長や知見のある人、同僚に相談したり、ネットで調べて解決を図ろうとしています。一方、夫婦関係、お金、住まい、子供の教育などの悩みは、堂々巡りしがち。じっくり相談したり、調べたり、できなかったり、続かなかったりしてます。悩みの解消法として、「視座を高める」「他人の視座を借用する」「検索する」が紹介されていたので、悩みに改めて向き合ってみます。
ToDo)
まずは一番気軽にできる「検索する」をやってます。ChatGPTの勉強も兼ねて、AIにも相談してみます。
第5章 これからの「健康でありつづける」生活
41 これからは、健康寿命を延ばす
気づき)
「人生100年時代と言われてますが、寝たきりや認知症になって長生きしても、幸せとは言い難い。」と書かれており、確かにと思いました。健康的に生涯現役で働きづづけて、ピンピンコロリと死ぬのが理想と言っていた師匠を思い出しました。
ToDo)
徳川家康が健康で長寿だった7つの理由のひとつ「好奇心旺盛」。食べ物、本、動画、気軽なところから、新しいものを選んで試してみます。
最後に
「これからの生き方図鑑」のおすすめポイントです。
・「図解」が多くわかりやすいです。本を読むのが苦手でも、図解をパラパラみるだけで、悩み解消のヒントが得られます。
・ノウハウが47と多い上に、コラムも複数あり、必ず役に立つも情報・ヒントが得られます。樺沢先生のファンでも、初めて読む内容も盛りだくさんです。
・一家に一冊あると、人間関係、メンタル、健康、働き方、幸せな生き方に、つまづいたときの処方箋になると思いますよ。